2014.04.21

今月刊の表紙とあらすじ

 今月は2冊だよ!

 オーバーラップ文庫『いずも荘はいつも十月 そのにっ!
 ファミ通文庫『聖王剣と喪われた龍姫Ⅱ』←少し下の方にあります。

 それぞれ表紙とあらすじが公開されてますので、ぜひぜひご覧ください。

 いずも荘のほうは、ギャルビッチ系神様女子高生のウズメです。いい感じにギャルっぽくて素敵です! っていうか見、見え……っ?

 聖王剣はロジオンとグリューネです。前巻と対になるような雰囲気で、超クールです。背景や小物もこだわって描いていただいてますのでご注目ください!

 23日には、オリジナルショートショートを書かせていただいたオーバーラップ文庫1周年メモリアルコラボブック『NEW SEASONS+ STORIES』も出ますので、よろしくよろしく。

 ではでは。

Posted at 20:00 | 未分類 |
2014.04.16

オーバーラップ文庫1周年記念本にショートショートを

 書きました。

 詳しくはこちらをご覧ください!

 1周年記念ということで色々とイベントをやるそうで、その一環として出るメモリアルコラボブック『NEW SEASONS+STORIES』にショートショートを書かせてもらいました。
 それぞれの作家が「春・夏・秋・冬」の4つの季節のどれかをテーマにしてショートショートを書き、それを見て各イラストレーターがイラストを描く、というコンセプトです。ちなみに三門が与えられたテーマは「夏」! コラボするイラストレーターさんは……パセリさんです! おや、どこかで聞いたことのある組み合わせ……。三門はすでにイラストを見せていただきましたが、相変わらず素晴らしいです! たゆんたゆん!
 どんなお話でどんなイラストかは、ぜひ実際に確かめてください!

 ちなみに通常の本と違って販売店舗が限られてますので、その辺も気をつけてチェックしてくださいませ。

 ではでは。

Posted at 20:00 | 未分類 |
2014.04.01

ショートショート『聖王剣と喪われたいずも荘はいつも十月』

 色々と手違いがあって、神様ばっかりが入居している〈いずも荘〉の主神にさせられたオレこと式尉明人が自分の部屋でラノベを読んでるときだった。
 どかん!と派手な音がした。何かが床に落っこちたか倒れたかしたような音。
 猫子が掃除していて棚をひっくり返したとかそんな感じだろうか、と思いつつオレは自室を出て、玄関間へ向かう。
〈いずも荘〉の玄関間はリビングも兼ねていて、食事用のテーブルやテレビなんかが並んでいる。
 で、そこに確かに猫子はいた。本屋さんが立ち読みを追っ払うときに使うみたいなはたきを持って(今時そんな本屋さんもいないだろうけど)、テーブルを前にして立っていた——というか、固まっていた。
「どうしたんだ、猫子——?」
「あ、明人さん、あの……」
 と、驚愕の表情で振り返る猫子。
 ちなみに彼女はネコマタである。そして〈いずも荘〉の管理人見習いで、オレの神使——いわゆる、従者みたいなポジションである。そしておっぱいが大きい。どうしてそんなことになったのかと、おっぱいの大きさを知りたい人は、オーバーラップ文庫から好評発売中の『いずも荘はいつも十月 そのいちっ!』を読んでくれ。
 ピンク色の猫しっぽを怯えたように脚と脚の間に収納しながら、テーブル——というか、テーブルだったものを指差す猫子。
「なっ……?」
 テーブルは真っ二つにへし折れていた。
 そして、そんなことをした犯人が二人、床に腰を打ちつけた感じで座り込んでいたのだ。
 多分、この二人が空中から落ちてきて、重力の法則に従いテーブルをぶっ壊したんだろう。まあ、ここは超常の力を持つ神様が住む〈いずも荘〉だ。そんなことも時々ある。
 オレが驚いた理由は別にあった。
 その二人が——
「痛てぇ……大丈夫か? リーザ」
「…………(なんか無言で頷いてる)」
「そうか。なら良かった。で、ここはどこだ?」
「…………(無言で首を傾げている)」
 ——オレがたった今読んでいたラノベ、ファミ通文庫から好評発売中の『聖王剣と喪われた龍姫Ⅰ』の主人公ロジオンとヒロインのリーザだったからだ。
「あ、あの」
 と、果敢にも猫子がロジオンに話しかける。
「こ、ここは〈いずも荘〉です。お二人は、ど、どちらの神様ですか?」
「神……? いや、俺たちはただの人間だけど」
 答えるロジオンは、確かオレと同い歳だったはずなんだけど、やけに大人っぽい。リーザも、銀色の髪と緑色の瞳が奇麗で、大人のお姉さんというか、レディみたいな雰囲気だ。くそっ、なんだなんだ、本当にこれが同じ作者の作品のキャラかよ。差別じゃねえか。
 いや、そんなことよりだ。
「猫子……この人たち、神様じゃないと思うぜ」
「どういうことです? 明人さん」
「ほら、これ」
 と、オレは思わず手に持ったままだった『聖王剣』の表紙を見せる。猫子はそれを見て息を呑む。
「物語の登場人物……! 本当にあるんですね、そんなこと」
「ん? なんか前例があるみたいな言い方だな」
「ええ。フィクションのキャラも『語られる』という意味では神様と同じですから」
「なるほど……」
 いやしかし、この作品が聖書並みのベストセラーってわけでもないだろうに……なんで突然?
「……なあ」
 とロジオンが呼びかけてくる。
「なんだかよく分からないんだけど、ここからサンクトブルクまではどうやって行けばいいんだ?」
「あーえーと……」
 サンクトブルクっていうのは、『聖王剣』の作中の巨大国家ヴァローナ帝国の帝都だ。ロジオンは、その帝国で差別されている龍血族の少女リーザを救うために旅をしている。
 と、それを猫子に説明すると、猫子は「パン」と手を叩き、
「でしたら、多分、その本にロジオンさんたちが触れば、戻れるんじゃないかと思います」
「マジかよ」
 なんてお手軽なんだ。その設定、絶対本編じゃ使わないだろ。
 ロジオンとリーザもやっぱりよく分からないという顔をしていたけど、頷き合うと、オレが持っていた本に手を伸ばした。
「あ、そうだ……」
 とその本を思わず遠ざけて、オレは言う。
「ん、どうした?」
「ちょっと待っててくれ」
 オレは部屋に戻ると、一冊の本を手にして玄関間に戻る。そしてそのラノベ——表紙に猫子が描かれた『いずも荘』の1巻をロジオンに手渡した。
 この『いずも荘』はジャンル分けするならラブコメだ。一方ロジオンとリーザが生きる『聖王剣』の世界はファンタジー、それも、かなり過酷な世界観のバトル物だ。
 だから、こうやって猫子たちとのほほんと日常を過ごしているオレがこんなことを言うのはおかしいのかもしれない。けど、それでもオレはあえて、口にした。
「——頑張ろうぜ、お互い」
 ロジオンは一瞬不思議そうな顔をしたが、それから口の端を持ち上げて笑みを作り、頷いた。
 そしてオレが手にしていた『聖王剣』にリーザと共に手を触れて、
「うわっ!」
「にゃっ!」
 光が玄関間を包んだ。
 あまりに眩しくて、オレと猫子は目を閉じる。
 次に目を開いたときには、二人の姿も痕跡も、完全になくなっていた。
「……いったい、なんだったんでしょう?」
「さあな……」
 大方、どこかの作者がおかしなことを思いついたんだろうぜ。
 オレとロジオンと、生きる世界は全く違う。けれど、二人とも人間で、神様なんかじゃなくて、それゆえに、できること、やるべきことはきっとそんなに違わない。
 ……で、オレたちのほうは。
「とりあえず、新しいテーブルを買ってこないとな」
「そうですね……」
 それと、ロジオンにあげてしまった『いずも荘』を買い直さないとな。

おわり



 ……というわけで、唐突に思いついたエイプリルフール企画でした。
 三十分くらいで書いたので出来に関してはツッコまないでくれ!
 あと、担当さんに怒られたら消えます。

 そんなわけで、今月は『いずも荘はいつも十月 そのにっ!』と『聖王剣と喪われた龍姫Ⅱ』が出ます。
 あらすじが公開されてますよー。




 よろしくね!
 ではでは。

Posted at 11:00 | 未分類 |